「帯域制御の運用基準に関するガイドライン検討協議会」の発足について
帯域制御の運用基準でガイドライン策定へ、プロバイダー協会ら4団体
スラッシュドット ジャパン | ISPによる帯域制御の運用基準に関するガイドラインが策定へ

なかなか問題がよく見えてきませんが…

ちょびっと考えてみます。

まず帯域制御をしなければならない理由はなんでしょう。

きっと違法なP2Pトラフィックが多くて、設備増、トランジット代が大変で、
このまま薄利多売状態ではなりたたない。
だから違法なP2Pトラフィックを押さえたい、というところでしょう。

僕の知っている限りでは、トラフィックの内訳として、
まぁ、確かにYoutubeやニコニコも多いのですが、
WinnyやShareがとてもとてもすごかったのを記憶しています。
また最近は変わっているかもしれませんが。
でも、上りを消費するのはやっぱりP2Pですよね。

さて、理由がそうだったとして。
使い放題だと言って営業してるのに、
帯域制御は後出しじゃんけん的だ、
というような趣旨のコメントがスラドにありましたが、
確かに僕もその通りな気がします。
使えるだけ使っていい、と言われていたのに、
想定外の使い方をしていたら、
やっぱりダメです、って言うような感じだし。

使い放題だから使っている、というヒトにとって、
この点は問題になり得ますね。

また、問題解決の方法論として帯域制御が正しいか、
というのはまた問題になり得る気がします。
以前のエントリーに書いたように、従量課金にする方法もあるでしょうし、
上下100MのBEじゃなくて、上り5M下り100MのBEにするとか、
そもそも割り付けを変えるという方法もありかもしれません。
細かいところでいえば、帯域制御といっても、
・常時Burst Trafficの頭を押さえるような制御

・サチった時に全員均一に流量を割り当てるような制御
とでだいぶ違ってくるでしょう。
#可能か不可能かは別にして
何をどう制御するのか、それそのものも問題ですね。

さらに言えば、そもそも問題を解決せずに、
見えないようにしてしまう、という方法もあります。
つまりいくらサチろうが設備は増やさず、
サチりっぱなし、というわけです。
当然のことながら品質は落ちるでしょう。
でも、本来的に言えばBest Effortなんですから、
それはそれであってもよいのでは、と思います。

自分がこの業界にいながらもよくわかりませんが、
サチったまま放っておく人たちと、
サチるのを予測して設備増していく人たちと、
ISPが二分したとして、価格差などはつくのでしょうかね。
もしつけても大丈夫なようにパイが割れるならばよいですが、
そうならないような気もしてしまいます。
そもそも帯域という意味での品質が、
果たしてどこまでユーザに理解されているかギモンでもありますし。
そういう意味では増設そのものがお金かけてる割に、
実はユーザにその恩恵が意識されていないという、
非常にコストパフォーマンスの悪い部分がありますね。

さてさて、長文を書くとまとめがわからなくなる悪い癖。
考えそのものもまとまっていないのでこの辺で。

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